現在公開されているガイドブックや一般の人の旅行ブログの旅行体験談などは、旅行者の力となる時もあり、また、敵となることもあります。特にその国々に数えきれないほど数多く存在する宿泊施設の情報に関しては、一つのものに対しての感じ方は十人十色ですから、ある人が良いと思ったものを、他の人全てが良いと思うとは限らないからです。
ですが、人によって見方が違うと分かっていても、ことに宿泊施設に関しては自分が旅行で体験したことを、その施設を利用する他の旅行者のお役に立てるよう、公開する心がけを持つことはとても大切なことです。そこで、より有意義な旅行情報を作成、公開するためには数字を多く用いるのです。そうすれば言葉による伝達から生じる誤解は随分減ってくるものです。
例えば、「この宿は高かったのによくなかった」と書かず、「この宿は高く5000円も支払ったのによくなかった」といった言い方をすれば、5千円という金額が高いと思う人にも、安いと思う人にも、その宿の評価が明確に伝わります。
宿泊施設の選択に限らず、ガイドブックを始めとする旅行情報において、人が受ける印象の差で誤解が生じたために発生したトラブルは、日本とは全く別の状況を持つ、また、未知なる地である外国では、少ないことではありません。ですから、自分の体験談を、より多くの今後その地を訪れる人々に有意義に使用して頂ける様に、作成側がちょっとした配慮をすることを心がけたいものです。
日本のどこかで自分の情報を参考にして旅行に出た人が「あの体験情報のお陰で素晴らしい旅行ができた」などと思ってくれたとしたら、旅行を愛する自分に取ってこれほど嬉しいことはないと思うのです。