計画の初期段階で自分の好みの傾向を定めることができたら、今度はいよいよその理想のホテルを選択するためにより具体的な情報収集していきます。まずは、その理想のホテルがその国内において高級、中級、エコノミーのどのクラスに属するホテルか自分の基準で判断します。
ホテルの施設、サービス内容や料金設定にはそれぞれの国でそれぞれの特徴があるのは普通ですが、これらの基準に関しては、ホテルのクラスに応じてどこの国でも共通している部分が多いのです。だから、このランクに関する基準について、「普通はこういうものだ」という知識を持っていれば、最終的に予約や利用を考える段階で宿泊価格が予算オーバーだった時などに大変役に立ちます。値段について考えるのは最終的な段階でもよいと言ったのはこういう理由があるからなのです。
このことは分かりにくいかと思いますので、例を挙げて説明します。
世界中にその名を知らしめる「アマングループ」のホテルはどこの国でもその国内で1,2を争うほど高価な値段設定になっています。自分ではアマンホテルを利用したいと思っても、料金が高すぎたために利用できそうにありません。そういう場合、まず、その国自体のシーズナリティについて調べ、アマンばかりではなく、他の候補ホテルについてもトップシーズン料金、オフ料金などを把握します。
アマンのトップシーズン料金とオフ料金が、その国の他の施設の傾向と比べてもあまりにも差がありすぎるようなら、旅行の時期をローシーズンの時期に変更することも予算内で希望ホテルを利用するための一つの方法として考えられます。
また、高級ホテルがたくさんの部屋のカテゴリーを用意していて、ランクの低いクラスの部屋については料金を公開していない場合があることや、旅行に同行している現地ガイドなどのために「わけありの部屋」を用意している場合があるということを知識として知っていれば、一番ランクの低い部屋の料金をホテルに直接問い合わせてみるといったような手段も取れるわです。
また、予算オーバーの場合、食事回数を減らした場合の料金を問い合わせてみるのも一つの方法です。それでもさらにオーバーしているだったら、そこで改めて似たような雰囲気を持つ他のホテルを探してみるという方法も取るのです。
このように、その国の中で「高級(中、低)クラスのホテルは普通はこういうものだ」という基準さえ分かっていれば、いろいろな手を打つことができます。そこで、それぞれのランクの基準について、次項から少々お話しします。